ひみつ
しばらくじっとしても、ちっとも息苦しさは無くならなかった。


「み、...三倉くん.....ちょっと...カバンの中のポーチ.....」


「おう...」


彼はカバンから白いポーチを出して私にくれた。


確か薬入れてる...よね?


1錠出して、口に入れて、水で流し込んだ。


「ごめっ.....迷惑かけて...」


「いやっ...大丈夫だから...な? その、もっと俺を頼ってくれていいぞ?」


「ありがと...」


ちょっと経って薬が効いたのか、マシになった。


「ごめん...もう平気みたい...」


「...」


「み...三倉くん?」


「あっご、ごめんごめん.....ちょっと考え事してた...大丈夫か?」


「うん、もう平気みたい」


「なんか重い病気持ちなのか?」


「いや...なんかその、めっちゃ重い貧血持ち?って感じ?」


「そ、それ以外に...」


「...な、ないよ?」


「そ、そっか....」


私からまたリュックをとって、彼は肩にかけた。


「駅まで歩けそうか?」


「うん、もう平気...」


「むり...すんなよ?」
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