同期は蓋を開けたら溺愛でした

 おでこがくすぐったくて目を覚ます。

 とろけそうな顔をする大友がおでこにキスをして、それから頬にも唇を寄せる。

「ん……くすぐったいよ」

 大友の胸元に顔をうずめると、大友はため息をつく。
 それは呆れた、というより幸せそうなため息。

「お前、かわいいよな」

 当たり前につぶやかれる「かわいい」が、キスをされたおでこよりもくすぐったい。

「お前はそのつもりなくても、気持ちを言ってから俺に甘えてくるから、困ってた」

「本当? そんなつもりはないんだけど……。嫌?」

「そうじゃない。困っただけ」

 チュッとリップ音を立てて唇にもキスをする大友がなんだか甘くてこっちが困る。

「もう酒くさくないだろ。歯も磨いたし」

「ちょ、ずるい! 私、寝起きなのに!」

 慌てて口元を手で覆うと大友に笑われる。

「お前でも気にするのな。そういうの」

「どうせ、ガサツですー」

 文句を言ってベッドから抜け出そうとする私の体を引き戻された。

「ちょっと……」

「まだ、こうしていたい」

 後ろから抱きしめられる形になって、なんだか落ち着かない。
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