同期は蓋を開けたら溺愛でした

 私は大友が抱きしめているその腕に手を重ねる。

「……雄?」

「ん? なに」

「まだ、付き合おうって言葉は有効?」

「いや、時間切れ」

 甘い口調で意地悪な発言をされ、頬をむくれさせる。

「じゃ付き合わなくていい」

 ははっと軽い笑いを漏らした大友に、目を丸くする提案をされる。

「今日、深いキスが出来るところでデートしてくれるならいいよ」

「な、にそれ。それ前提のデートなんて変だよ」

「キス以上は誓ってしない」

「……前科がある人を信用しろって?」

 一瞬、言葉を詰まらせたくせに、もっと戸惑う発言を口にする。

「行ってくれなきゃ、またいつか暴走しても責任取れない」

「脅すのズルいよ!」

 顔を見上げ、正面切って文句を言う。
 目を細めた穏やかな表情の大友が甘い言葉を発した。

「早く恵麻とイチャイチャしたいんだよ」

 そして甘く甘く唇を重ねた。

 今でも十分イチャイチャしてるのに。
 これ以上、どうしようっていうんだろう。

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