同期は蓋を開けたら溺愛でした
アパートに着くと緊張から「お邪魔しまーす」と小さな声で言った。
大友はクスリと小さく笑い、先に入っていく。
定位置に座ると麦茶らしき液体が入っているボトルとコップを手に隣に座る。
とてつもない違和感を感じているのに、大友は私に麦茶を注いでくれた。
「本当に、飲んでないんだね」
「酒?」
頭を縦に動かして、そうだと意思表示をすると、大友は「信用されてないんだな」と愚痴る。
「だって大友といえば一緒に飲みに行く、気の合う同期って……」
「飲みに行くのは口実で、お前と一緒にいたかったから」
頬づえを崩したような、気怠げな姿勢から発せられる甘い囁きに、向けられる甘い視線。