孤独な私が愛を見つけたら
そして…、どう考えても今の状況は私が悪い。

ミスの内容は香織さんの指示には全く関係していないところなのだ。

それは頭の中では良く分かっている。

いつもなら何も考えずに、あっさりと謝って終わりにしていたはずだ。

人を怒らせて、ややこしい状況になる事を避けるのが私にとって一番だったからだ。

私の中で何かが変わり始めている…?

私はデータを覗き込んだ。

とにかくこの膨大なデータの修正が先だ。

今は何も考えずに、この仕事に集中しよう。

私は大きく深呼吸をすると、手を動かし始めた。

「後はよろしくね。」

そう香織さんに声を掛けられた時には、残っている人はまばらだった。

「三井さん、私…。」

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