交わることはない

挨 拶


挨拶 小松家☆☆

「遥、今日はありがとう。」
「緊張したけど、良かった。
お義父さんにも認めて貰えて。」
「うん、明日は私が頑張るよ。」
と、言うと
「頑張らなくても
七湊は、いつもの七湊でいいよ。」
と、言って七湊にキスをして
車を動かした。

七湊は、母の態度が
気になっていたが
明日の遥のお家に伺う事で
深く考えられなかった。

帰りに夕飯の買い物に
二人でいき
遥のマンションに帰宅した。

七湊のマンションは
七湊と笑子ちゃんが
手伝ってくれながら片付けを
していた。
(遥が会社に行っている間に)
衣類と小物だけで
後はリサイクルと廃棄を
することにした。

七湊が夕飯の準備に
ソファーから立ち上がると
遥は、とたんに寂しくなり
キッチンに立つ七湊を
後ろから抱き締める。
「遥、動きづらいよ」
「だって、七湊が離れたから。」
「ずっと一緒にいたでしょ」
「・・・・・・・」
なにも言わずに
七湊の首に頭をのせる遥に
七湊は、体を回転させて
「うふっ、甘えた遥
     大好きだよ。」
と、背中に腕を回してギュっとすると
「俺は、愛してる。」
と、キスをする
キスが、段々と深くなり
「‥‥フゥ‥‥ン‥‥」
膝から砕けそうになると
「おっと」
と、遥に支えられて
抱き上げられ、そのまま運ばれ
ついた所は、寝室のベッドの上
「‥‥えっと‥‥は‥る‥?」
「‥‥ごめん‥先に
  ‥七湊が‥ほしい‥‥」
遥の言葉と共に遥からのキスが
身体中にふり注ぎ
頭が真っ白・・・・
「‥‥‥ウッ‥‥ア‥ン‥」
「ハッ‥‥クゥ‥‥ン‥‥」
打ち寄せる甘い快楽に
溺れて・・いく・・・


目を覚ますと
遥の姿はベッドになく
簡単に服をきて
リビングに行く
遥は、キッチンで料理中・・
後姿もカッコいいなぁと、
眺めていると
遥が振り向いて
おいで、おいで、と手をふる
そのしぐさを見ていると
遥が首をかしげながら
私に近づいて
フワァっと抱き締め
「クスッ 七湊、寝とぼけ?」
と、言われて

首を横にふり
「‥‥遥にみとれちゃった‥」
と、言うと
遥は、驚いたみたいで
私の身体を離して
私をみた
その顔は真っ赤で
私は、うふふっ‥‥と笑ってしまう

遥は、
「まじで、たまらない」
と、私にキスをする
そんな遥に昨夜から
何を食べていない私のお腹が
騒ぎだして
遥に笑われながら
遥が作ってくれた朝食を
二人で食べた。
「もぅ、そんなに笑わないでよ!」
「‥‥‥ククッ、あ~、ごめん‥プッ」
「ふん、でも、美味しかった
ありがとう。」
と、言って流しに食べたものを
置いて、寝室に戻って
簡単に着替えてから
リビングに戻ると
遥が
「ごめん、からかいすぎた」
と、言うから
「もう、気にしてない
一度、部屋に戻るから」
と、言うと、慌てて
「いや、一緒に行くよ。
        待ってて」
「いいよ。遥は準備して
駅で待ち合わせしよう。」
と、いいながら
さっさと玄関に向かう
「だから、待って。
   一緒に行くから」
「だから、いいって」
本当に怒っているわけではなく
家に帰って準備して
遥の家へのお土産を決めてから
待ち合わせ場所に行こうと
思っただけだったが
遥は、勘違いしているのか
かなり焦っていた。

遥が、着替えに行った間に
私は、自分のマンションに帰った。
LINEで
『○○駅 12時に待っています。』
と。
帰ってから、シャワーをして
服を選び、メイクして
髪をアップにして
遥のくれたピアスと指輪をして
部屋をでた。

色々悩んだが、母が好きな
洋菓子にして
時間をみると、もうすぐ12時で
急いで駅に向かった。

駅の駐車場に
車で体を支えながら携帯を見ている
遥がいた。
回りの女性が遥を見ている
話しかけようとしている人もいる

コツンと私のヒールの音で・・
遥が顔をあげて私をとらえると
切ないような、愛しそうな顔をして
ずんずんと、私の方に歩いてきて
私を抱き締めた

キャ―っ
いいなぁ
うらやましい
わぁ、きれい

回りから、いろんな声が聞こえる中
私は遥の背中を優しく撫でて
「ごめん、待たせた?」
と、言うと
遥は、首をふるふると横にふった
「遥、いこうか?
お義父様達待っているよ。」
と、言うと
「待たせとけばいい。」
と、言う遥に
「だめだよ。
それに、たまには、こういうの
してみたかったの。
デートみたいでしょ?
待ち合わせって。うふふっ。」
「デートもいいけど。
一緒がいい、ずっと、一緒が。」
「今から、ずっと一緒でしょ。
ほら、行こう。」
と、遥の手を取り
握ると、遥はチュッと私に
キスをした。

回りから、またまた
歓声が上がったが
遥は、まったく気にせずに
私を車に乗せて
自分も乗り込み、車を発進させた
もちろん、私は一人で
真っ赤になっていた。
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