極上御曹司のヘタレな盲愛
「バカな事言うな。花蓮は、あの女は友達なんかじゃないって中等部の時に言ってたぞ。敵にすると面倒臭そうだから黙ってるけど、勝手にくっついてくるくせに自分の悪口も陰で言ってるから大嫌いだってな。中等部の時に桃が色々嫌がらせを受けている時に、あの女が主犯だから証拠を集めて現場を押えろと言ったのも花蓮だ。
それに、あの女だって言ってただろう。ニタドリに入るのを、パパに頼んだって。
受付に居るのも花蓮のコネじゃない。
第一あの女がお前に嫌味を言う時、花蓮がそこに居た事あるか?」
「……ない!…じゃあ…花蓮は私の事を『双子の残念な方』だって思っていないの?」
「思っていないだろう…。じれったいとは思ってたみたいだけどな。なんであんな女にずっと言いたい放題言わせてるのかって」
「だって…花蓮の親友だと思っていたから…。私が言い返したりしたせいで、花蓮と斎藤さんがギクシャクしたりしたら悪いと思って…」
「自分が助けるのは簡単だけど、桃が自分で『私は残念なんかじゃない!』って言わないとダメなんだって、昔言ってたな…」
「うん…私…ずっと自分に自信が無かったから…」
「桃はずっと花蓮に劣等感を持ち続けていただろう?まあそれは、俺のせいでもあるみたいだけどさ…。でも花蓮にも、桃に言えてない色んな気持ちがあったと思うぜ。一回ちゃんと話してみろよ…」
「うん…」
食後のデザートのケーキを食べると、大河が
「風呂に湯を張ってくる…」
と行ってしまったので、私は食器を軽く洗って食洗機にかけた。
1人になって考える。
私…双子なのに、大河より花蓮の事を知らないかもしれない。
意地悪な事ばかりしてくる斎藤さんと親友だと思っていて、花蓮も私の事を『残念』だと思っているって勝手に決めつけて…ずっと避けていた。
でも私は花蓮にも、大河にも『残念』だって思われていなかった!
涙がこみ上げてくる…。
中等部の時も、友人が全く居なかったわけじゃない。
私に関する悪口も関係なく、一緒に居てくれる子もいた。
高等部の時も、部活仲間や中等部からの親しい友人は、私を『残念な方』だなんて扱わなかった…。
だけど…幼馴染の大河や妹の花蓮に残念だと思われていると考えたら、とても悲しかった。
子供の頃からの花蓮への劣等感は、どんどん大きくなって、私から少しの自信も奪っていった。
だから…。
自分が傷つかないように、全力でみんなを避け続けてきたんだけど…。
私は…他人の話を鵜呑みにして…。
私の事を思ってくれている人達を、只々避けて遠ざけて…。勝手に僻んで、拗ねて…。
何年も何年も…いったい何をしていたんだろう。
私…本当に残念な子だよね…。
でも…ここ数日、信じられない事が次々起きて…。
今まで知らなかった事、逃げてばかりで見えなかったものが一気に見えてきた。
私も少し変われた。
全部…大河のおかげだよね…。
「何泣いてるんだよ…」
それに、あの女だって言ってただろう。ニタドリに入るのを、パパに頼んだって。
受付に居るのも花蓮のコネじゃない。
第一あの女がお前に嫌味を言う時、花蓮がそこに居た事あるか?」
「……ない!…じゃあ…花蓮は私の事を『双子の残念な方』だって思っていないの?」
「思っていないだろう…。じれったいとは思ってたみたいだけどな。なんであんな女にずっと言いたい放題言わせてるのかって」
「だって…花蓮の親友だと思っていたから…。私が言い返したりしたせいで、花蓮と斎藤さんがギクシャクしたりしたら悪いと思って…」
「自分が助けるのは簡単だけど、桃が自分で『私は残念なんかじゃない!』って言わないとダメなんだって、昔言ってたな…」
「うん…私…ずっと自分に自信が無かったから…」
「桃はずっと花蓮に劣等感を持ち続けていただろう?まあそれは、俺のせいでもあるみたいだけどさ…。でも花蓮にも、桃に言えてない色んな気持ちがあったと思うぜ。一回ちゃんと話してみろよ…」
「うん…」
食後のデザートのケーキを食べると、大河が
「風呂に湯を張ってくる…」
と行ってしまったので、私は食器を軽く洗って食洗機にかけた。
1人になって考える。
私…双子なのに、大河より花蓮の事を知らないかもしれない。
意地悪な事ばかりしてくる斎藤さんと親友だと思っていて、花蓮も私の事を『残念』だと思っているって勝手に決めつけて…ずっと避けていた。
でも私は花蓮にも、大河にも『残念』だって思われていなかった!
涙がこみ上げてくる…。
中等部の時も、友人が全く居なかったわけじゃない。
私に関する悪口も関係なく、一緒に居てくれる子もいた。
高等部の時も、部活仲間や中等部からの親しい友人は、私を『残念な方』だなんて扱わなかった…。
だけど…幼馴染の大河や妹の花蓮に残念だと思われていると考えたら、とても悲しかった。
子供の頃からの花蓮への劣等感は、どんどん大きくなって、私から少しの自信も奪っていった。
だから…。
自分が傷つかないように、全力でみんなを避け続けてきたんだけど…。
私は…他人の話を鵜呑みにして…。
私の事を思ってくれている人達を、只々避けて遠ざけて…。勝手に僻んで、拗ねて…。
何年も何年も…いったい何をしていたんだろう。
私…本当に残念な子だよね…。
でも…ここ数日、信じられない事が次々起きて…。
今まで知らなかった事、逃げてばかりで見えなかったものが一気に見えてきた。
私も少し変われた。
全部…大河のおかげだよね…。
「何泣いてるんだよ…」