飼い主の溺愛
皆さんに挨拶して、
部屋に戻る。
お風呂に入って待ってて、
ご飯は一緒に食べようと思っていたから、
まだ何も晩御飯を食べていない。
もうこんな時間…
時計を見て、ボーっとする。
時計の針が気になって、なんだか時間が巻き戻るような感覚がして、
あの家でのことが頭を駆け巡る。
毎日どこかあざができていた。
毎日泣いていた。
毎日幼なじみに会うのが支えで、バイバイが地獄だった。
生きる意味は全て、幼なじみのあの3人と、3人と共通の趣味だった。
暗い気持ちに支配されそうになった時、
スマホがなる。
「…はい。」
「あ、美夜ちゃん?結菜!あのさ、今まで蓮斗とゲームしてて、湊も美夜ちゃんも呼んで明日休みだし久々にお泊まり会しようって流れになってたんだけど〜」
「行きたいっ…」
1人が怖くて、すごく嬉しいお誘いだった。
結菜は心配そうに、
「大丈夫?なんかあった?」
と聞いてくれる。
「ううん、大丈夫。行ってもいいかな、椎名さんに確認とってまた連絡する!」
「もちろん!危ないから送ってもらいなよ〜」
うん、おねがいしてみる、とは答えたけど、
椎名さんお酒飲んでるし、
湊もいるから、
多分大丈夫…だと思う。