【極上旦那様シリーズ】今すぐお前が欲しい~俺様御曹司と甘く危険な政略結婚~
「え?」
「ですから、私も料理します!」
真剣にもう一度伝えたら、彼は少し困った顔をした。
「やる気になるのはいいけど、あまり無茶はしないでね。料理は俺がいる時に一緒にやろう。綾香の手が血だらけになったら大変だからね」
蒼士が一緒なら安心。
「わかりましたわ」
にっこり笑って頷き、朝食を食べ終わると、いつものように彼と一緒に後片付けをして会社に出勤。
「今日は九時から社長と打合せ、十時から十三時まで役員会議、十三時から海外戦略ミィーティング……十八時三輪商事社長と会食です」
いつものように蒼士に申し送りをするが、どうしても平静ではいられない。
浮かれてしまって、自分が自分じゃないみたいだ。
あ~、仕事ですのに。
朝抱き合った人と仕事の話をするなんて……。
じっとスケジュールを見て彼とのアイコンタクトを避けていたら、執務デスクの椅子に座っていたはずの蒼士がいつの間にか私の横にいて私の頬に触れた。
「あまり無理しないように。朝からちょっと無理させちゃったからね」
悪戯っぽく微笑む彼の言葉に顔の熱が急上昇する。
「ふ、副社長、お戯れは止めてください」
「ですから、私も料理します!」
真剣にもう一度伝えたら、彼は少し困った顔をした。
「やる気になるのはいいけど、あまり無茶はしないでね。料理は俺がいる時に一緒にやろう。綾香の手が血だらけになったら大変だからね」
蒼士が一緒なら安心。
「わかりましたわ」
にっこり笑って頷き、朝食を食べ終わると、いつものように彼と一緒に後片付けをして会社に出勤。
「今日は九時から社長と打合せ、十時から十三時まで役員会議、十三時から海外戦略ミィーティング……十八時三輪商事社長と会食です」
いつものように蒼士に申し送りをするが、どうしても平静ではいられない。
浮かれてしまって、自分が自分じゃないみたいだ。
あ~、仕事ですのに。
朝抱き合った人と仕事の話をするなんて……。
じっとスケジュールを見て彼とのアイコンタクトを避けていたら、執務デスクの椅子に座っていたはずの蒼士がいつの間にか私の横にいて私の頬に触れた。
「あまり無理しないように。朝からちょっと無理させちゃったからね」
悪戯っぽく微笑む彼の言葉に顔の熱が急上昇する。
「ふ、副社長、お戯れは止めてください」