【極上旦那様シリーズ】今すぐお前が欲しい~俺様御曹司と甘く危険な政略結婚~
「今度は逃がさないぞ」
彼はギラギラした目で私に近づく。
「こ、この悪魔!」
震える声でそう罵るのが精一杯だった。
腰が抜けて、床にしゃがみ込む。
もう足を動かせない。今度は本当に駄目かも。
彼に襲われる―――。
そう思った時、蒼士の顔が頭に浮かんだ。
蒼士、お願い、助けに来て!
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