わたしたちのLOVE ROAD〜幼馴染と幸せになる方法〜


「ありがとうございました。ほんとにお世話になりました。」

12月15日を最後に俺は会社を去る。

美湖はちゃんと12月23日まで出社し、その後、異動のための公休をとって大阪に引っ越す予定だ。

俺は美湖が休みになるまでに明日から引越の荷造り…。
大変だけど頑張るしかねぇ。

結婚式をやるかっていう話もあった。
両親は俺の方も、美湖の方も、兄貴たちだって結婚式してほしそうだったけど、もう派手なのはコリゴリだった。

俺たちは2人一緒にいれたら幸せなのだ。
そしてさらに野球っていう2人の必須アイテムがあればなおのこといい。


「いいよな。幸せもの。」

慎吾がくいっと俺の横腹を押した。

「そうですよ。わたしのこと結局見向きもしなかったんだもん。」

加賀がむくれている。
コイツもいい営業に成長しそうな感じだった。

「おまえは営業向いてるから頑張れな。」

加賀の頭をポンっとたたくと俺は、鮫島課長へ挨拶に行った。

「ありがとうございました。」

「あら、美湖ちゃん幸せにすんのよ。」

鮫島課長の前にいたのは、美湖の営業補佐の引継ぎをしている女性だ。

海外事業部の営業補佐をやっていた精鋭女性で、鮫島課長もタジタジ。
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