わたしたちのLOVE ROAD〜幼馴染と幸せになる方法〜
「ええ。美湖ちゃんにね…持ってて欲しいのよ。」

「え?」

「悠は…いらないって…捨てろって…言ったんだけどね。
わたしは…いつかあの子がほんとに自分の過去と向き合えるようになった時に…美湖ちゃんがそばにいてくれたらって…」

「おばさん?」

そんな大事なもの…わたしに?

「高校2年の時2人に何があったのか知らないけど…悠はあの時から、何もかわってないのよ。」

おばさんはふっと遠くを見た。

「知ってるでしょ?美湖ちゃんも。悠が野球してるときの表情。
あの顔がもう一度見れるとしたら、美湖ちゃんと仲直りできたときよね…。」

そしてわたしの手をとった。

「美湖ちゃん。あの子を見捨てないでやって。素直になれない大バカ者だけど…。
絶対2人が仲直りできるっておばさんは信じてるから…。」

おばさん…。

でもそれは…
わたしだってなんで悠があんなに怒ってるのかわからないんだよ…。
わたしもどうしたらいいか…教えてほしい。

けど…おばさんがわたしの手をとって言うから…
わたしも…ちょっぴりうれしくなって…おばさんの手を逆に握り返した。

「おばさん。ありがとう。わたしがこんな大切なもの…預かってもいいの?」

「うん。いいの。ありがとう。美湖ちゃん。」

そこには大切な大切な思い出がつまっていて…その夜わたしはその中の品をひとつひとつ確認しながら、泣いた。

あまりにもわたしたちの歴史そのもので…



やっぱりわたしは…(はる)が好き…

その想いは…通じなくても…
想ってるだけなら…いいよね?(はる)
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