わたしたちのLOVE ROAD〜幼馴染と幸せになる方法〜
「お前とコメディも結びつかないがな…」

課長がわたしの手元を見てボソリと言う。

「何言ってるんですか?わたしはコメディ大好きなんですよ。」

笑わないとやってられない時もあるんですって…

「ところで、課長のおうちってこの辺りなんですか?」

「ああ。ここから1㎞ほど北だ。」

へぇ。じゃあ、わたしとは真逆…か。
でもまあ遠くはないか…

「わたしの家はこここらちょっとばかし南なんで、またここで会うかもですね。じゃあそろそろ失礼します。」

わたしがペコリと頭を下げて立ち去ろうとすると課長が呼び止めた。

「待て。」

「え?はい。」

わたしは慌てて振り向く。

「いや、あの…なんだ…。そこでコーヒーでも飲まないか?」

ビデオショップの前にヨネダコーヒーがあった。

「え?家で彼女さんが待ってるんじゃないんですか?」

「はぁ?そんなんいないよ。暇だからこんなん借りに来てんだろうが。」

「えっ?!じゃあ…ほんとに1人でその映画見るつもりだったんですか?」

「当たり前だ。悪いか?」

真顔で言う課長にやっぱりギャップがありすぎてわたしは笑いがとまらなくなった。
ケタケタ笑い続けてるわたしに課長はバツが悪そうにぽりぽりと頭をかいた。

「で?コーヒー飲むのか?」

「はい!行きます。もちろん課長のおごりで!」

つまんない休日だったけど課長のおかげでちょっと楽しくなってきたかも…。

結局、コーヒーゼリーパフェを課長におごってもらって楽しい昼下がりを過ごすこととなった。
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