わたしたちのLOVE ROAD〜幼馴染と幸せになる方法〜
そっから夜ご飯まではDVD見て過ごした。

俺が借りてちゃっかり持ってきていたアクション映画と美湖が借りてきたコメディを見て、ドキドキしたり笑ったりした。

こんなに2人で過ごすなんて…考えてみたら高2の時以来、8年ぶりくらいだ。

「もう全然大丈夫そうでよかったよ。」

コメディ見ながら笑ってる美湖は顔色もよくてほんとに元気そうでホッとした。

「うん。全然大丈夫。ほんとは外に出て、悠とキャッチボールしたいんだけどなー。」

美湖がコメディ見て笑い声をあげた俺を見る。
笑ってた俺は美湖を見て、真剣な表情で俺をジッとみてることに気付く。

「キャッチボール…な。」

昨日は「また今度な」って言ったけど…俺は大学3年で野球をやめてからもうボールを触ってすらいない。

グローブ もバットも…全部捨てた。

プロ野球ですら見なくなったし…

もう野球を思い出すのも…嫌だった。


「今は…俺…できないかもしんない…もう思い出したくないってのが…正直な気…」

「バカ!」

俺が全部言い終わるか終わらないかのうちに美湖が俺の背中を叩いた。

「え?美湖?」

「そんなこと言わないで。」

え?美湖泣いてんの?

「野球を人生から捨てないで。」

美湖がまた俺の背中を叩く。

「悠の原点でしょ!絶対ダメ!」

美湖…。
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