空に向かって


秀虎を置いて、倉庫に背中を向けた時だった。

突然大きなバイク音が聞こえてきた。

その音は段々と近くなってきているのは気のせいなのだろうか。

いいや、きっと気のせいではないのだろう。



数台のバイクと、黒塗りの車を見た瞬間に、



降りてきた人たちに、



目が合うと、



危険な香りがした。



< 201 / 321 >

この作品をシェア

pagetop