空に向かって


一度自分を落ち着かせて、制服のボタンをゆっくりと外していく。

「あ、スカートはそのままでいい。あとブラはしてていいから」

わかってるっての。

そこまで脱いだら完璧そういう目的じゃん。


カッターシャツを脱ぐと、

まじまじと診察?っていうか診られている事に緊張する。

部屋は明るいし、何より…


「何でお前顔真っ赤にしてんだよ、ガキに興味ねえから」


若い男に、顔が整っている男に、松田に見られている事が恥ずかしかったのだ。

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