ボクのお話。
「それにしても寒いね!手が冷たいよ!」



はあ、と手に息を吹きかける君。
愛おしい。
手を握りたい。
抱き締めたい。
でも、その手は掴んではいけない。
一線を超えてはならない、絶対に。



「雪なんか触ってるからだよ。」



えへへ、と微笑む君。
その口にキスしちゃダメかな。
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