【極上旦那様シリーズ】俺のそばにいろよ~御曹司と溺甘な政略結婚~
「も、もしもし。ゴホッ、んんっ」
スマホを耳に当てながら胸を手で叩いていると、柊吾さんの心配そうな声が聞こえてくる。
《心春? 大丈夫か?》
「は、はい。お弁当を」
《のどに詰まらせないように気を付けて》
電話の向こうの柊吾さんは笑っていた。私が慌てているところを想像しているのだろう。
《十八時頃に帰宅する。体調がよければ食事に行こう》
「はいっ!」
料理を作って待っています……とは言えないのが、申し訳なくなる。
一週間ぶりの仕事で忙しいはずなのに、気を使ってくれる柊吾さんに感謝しかなかった。
約束通りに柊吾さんは十八時を少し回ったころに帰ってきた。
「お帰りなさい」
玄関まで出迎えた私に、柊吾さんは朝出たときと同じ爽やかさで「ただいま」と言う。
「着替えたら、すぐに出よう」
私をソファに座らせた柊吾さんは寝室へ消えていく。
私は自分の服装がこれから出かける場所に相応しいか気になってきた。
今着ているのは赤いブラウスにグレイのAラインスカート。上着は黒のライダースジャケットにしようと思っている。
ライダースジャケットは風を通さなくて暖かいはず。
柊吾さんが着替えてリビングに姿を見せた。黒の七分袖のポロシャツにグレイのスリムなパンツ。
スマホを耳に当てながら胸を手で叩いていると、柊吾さんの心配そうな声が聞こえてくる。
《心春? 大丈夫か?》
「は、はい。お弁当を」
《のどに詰まらせないように気を付けて》
電話の向こうの柊吾さんは笑っていた。私が慌てているところを想像しているのだろう。
《十八時頃に帰宅する。体調がよければ食事に行こう》
「はいっ!」
料理を作って待っています……とは言えないのが、申し訳なくなる。
一週間ぶりの仕事で忙しいはずなのに、気を使ってくれる柊吾さんに感謝しかなかった。
約束通りに柊吾さんは十八時を少し回ったころに帰ってきた。
「お帰りなさい」
玄関まで出迎えた私に、柊吾さんは朝出たときと同じ爽やかさで「ただいま」と言う。
「着替えたら、すぐに出よう」
私をソファに座らせた柊吾さんは寝室へ消えていく。
私は自分の服装がこれから出かける場所に相応しいか気になってきた。
今着ているのは赤いブラウスにグレイのAラインスカート。上着は黒のライダースジャケットにしようと思っている。
ライダースジャケットは風を通さなくて暖かいはず。
柊吾さんが着替えてリビングに姿を見せた。黒の七分袖のポロシャツにグレイのスリムなパンツ。