【極上旦那様シリーズ】俺のそばにいろよ~御曹司と溺甘な政略結婚~
「美味しい! 口の中でとろけていく! いくらでも食べられちゃう」
「ここはなにを食べてもうまいが、黒トリュフのパスタが絶品だ。トリュフは好き?」
「大好きです!」

 そこへタコの煮込みやピザが運ばれてきた。ナポリ風のピザは生地が柔らかい。チーズとバジルとトマトソースのシンプルなものだった。

 熱々のピザを頬張ると、口の中が美味しさでいっぱいになる。

「んっ、はふ。おいひい」

 柊吾さんは頬張る私を笑っている。

「シュウゴ、奥さまは愛らしいわね。たくさん食べてね」

 がっついているところを見られたのか、テーブルの横を通りがかったオーナーシェフの奥さまが、柊吾さんに言葉をかけてから「たくさん食べてね」と私に微笑む。

「いつもはこんなんじゃないんです。とても美味しいせいです」

 私は恥ずかしさもあってそう強調した。

 そこへオーナーシェフ直々に、黒トリュフがたっぷり入ったパスタを運んできた。

 パスタが黒トリュフのスライスで見えないくらいだ。

 私は夢中になってパスタを食べた。そしてお腹がはち切れそうなほどいっぱいになった。もうこれ以上口にしたら動けないというくらいに。

 気づけば二時間以上が経っていた。

「心春のように美味しそうに食べる子は初めてだな。見ていて楽しい」

「いつもはこんなに食べないんです。本当に絶品ばかりでした」

「また来よう」

 私たちはオーナーシェフ夫妻に挨拶をして、迎えの車に乗り帰宅した。


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