【極上旦那様シリーズ】俺のそばにいろよ~御曹司と溺甘な政略結婚~
でも、第二秘書だし、第一秘書って、ことも……。
「気を付けてって、どういうことですか?」
「まだ付き合っているんじゃないかな。一緒に日本へ戻ってきたし」
日本へ戻ってきた……。
シャルルドゴール空港で親しげに彼の名を呼んでいた辻野さんの顔が思い出された。
愕然となって、持っていたフォークをお皿の上に落としてしまう。
「ショックを受けた? 心春さんも兄さんに夢中になってしまったんだね? かわいそうに」
「そ、そんなことを私に話して、どういうつもりですか?」
柊吾さんの人に知られたくないであろう過去を、妻の私に淡々と微笑みすら浮かべて話す。私には柊吾さんを陥れようとしているように見えた。
ショックを受けたけれど、正巳さんの言うことを信じてはいけないと思う。
でも、昨晩の電話のこともある。
柊吾さんは『愛し合っているじゃないか』と言っていた。
電話の相手は辻野さんだったのかもしれない。だとしたらその言葉は、正巳さんの話を証拠づけるもの……。
心臓がギュッと鷲掴みされたように痛みを覚える。
「……これは私と柊吾さんの問題です。下手な噂になりかねないので、もう他言しないでください」
私がそう言うと、正巳さんはキッと私を睨んで立ち上がった。
「気を付けてって、どういうことですか?」
「まだ付き合っているんじゃないかな。一緒に日本へ戻ってきたし」
日本へ戻ってきた……。
シャルルドゴール空港で親しげに彼の名を呼んでいた辻野さんの顔が思い出された。
愕然となって、持っていたフォークをお皿の上に落としてしまう。
「ショックを受けた? 心春さんも兄さんに夢中になってしまったんだね? かわいそうに」
「そ、そんなことを私に話して、どういうつもりですか?」
柊吾さんの人に知られたくないであろう過去を、妻の私に淡々と微笑みすら浮かべて話す。私には柊吾さんを陥れようとしているように見えた。
ショックを受けたけれど、正巳さんの言うことを信じてはいけないと思う。
でも、昨晩の電話のこともある。
柊吾さんは『愛し合っているじゃないか』と言っていた。
電話の相手は辻野さんだったのかもしれない。だとしたらその言葉は、正巳さんの話を証拠づけるもの……。
心臓がギュッと鷲掴みされたように痛みを覚える。
「……これは私と柊吾さんの問題です。下手な噂になりかねないので、もう他言しないでください」
私がそう言うと、正巳さんはキッと私を睨んで立ち上がった。