拾ったワンコが王子を連れて来た
「君は何故、そこまで意固地になる?」
意固地…?
「あなたには関係ない事です。
もうそろそろ仕事に戻ったらどうですか?」
生田さんは、何かまだ言いたそうだったが、話は終わりと言わんばかりに、私はワンちゃんの食事の用意を始めた。
「今日は、温野菜混ぜてあげるね?」
ブロッコリーと人参を茹でた物を小さく刻んでいると、インターホンがなった。
ん?
こんな時間に誰?
インターホンの画面には、見た事のない女性の姿があった。
「どちらさまですか?」
『あの人いるんでしょ? あの人を出して!?』