先輩手に入れます!

雫「でも...」

瀬那「名波先輩。応援に来てくれて
ありがとうございます。
北見がやった事、本当にすみません。」

私のせいで先輩が頭を下げるだなんて
悔しかった。見たくなかった。
私は、また先輩に迷惑をかけている。

瀬那「後でキツく言っておきます。
後で必ず謝りに行きます。
ですから、応援して下さいませんか?
OBとして。俺たちに力貸して下さい。
これ、まだ使ってないんで。」

先輩がタオルを差し出すと
その人は乱暴に受け取った。

名波「今回はお前に免じて許してやる。
2度目はないからな。」

瀬那「はい。ありがとうございます。
北見。お前も座れ。」

私はただ、泣く事しか出来なかった。

馬鹿だ。私は...。
皆の貴重なハーフタイムを
奪って何やってんだろう...。
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