先輩手に入れます!

絵梨花「何これ。北見ちゃん専用って!
こんなイスまであるの?」

雫「...はい。私があまりにも
しつこいからですかね。
梶谷先輩が部費で
買ってくれたんです。」

絵梨花「そっか。
龍星って北見ちゃんの事
めちゃくちゃ可愛がってるよね。」

雫「優しいんですよ、梶谷先輩は。」

絵梨花「あいつはそんな奴じゃないよ。
結構...残酷な奴だから。
誰にでも優しい訳じゃないよ。
私は北見ちゃんに特別な感情が
あるんだと思うけどな。」

さっきまでの笑顔を無くした
エリカ先輩の横顔は
少しだけ寂しそうだった。
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