先輩手に入れます!

姉「お母さん!私、もう帰るよ!
家で竜也が待ってるから!」

ああ、そっか。
お姉ちゃんは太陽なんかじゃ
なかったんだ。
こうやっていっつも我慢してたんだ。

お姉ちゃんの太陽のような笑顔が
初めて辛いと思った。
いつも救われてたその笑顔が
悲しかった。

誰にも言えない事も
誰にも見せない顔も
お姉ちゃんには沢山あったんだ。

雫「お姉ちゃん、ごめんね。」

姉「ううん。雫だけは
必ず幸せになってね。
私の分まで、必ず...ね!」

そんな笑みを見ると辛くなってしまう。

だって、私は多分
愛される事を望んでいないから。

ううん、正確には怖いんだ。
お父さんとお母さんのように
なるのなら、誰からも愛されない
私でいたいと思うんだ。

絶対に手に入れたい。
でも、手に入れたくない。
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