先輩手に入れます!
お姉ちゃんに別れを告げ
お母さんの顔もロクに見ず
私は部屋へと上がった。
この部屋が、この場所が
この家で唯一ホッとする場所だった。
今は、匡貴がいるから
その安心感が2倍になった。
だからかな。
ついついネガティブになってしまう。
ずっと考えていた事を口に出してしまう。
雫「逃げる事ばかり考えるのは
逃げ方を知ってるからなんだね。」
部屋に入ってくるなり
突然そんな事を言い出した
私の事を匡貴は心底
心配そうな顔で見つめていた。
雫「私はさ、愛されたいのかな?
先輩の事、ずっと追いかけ続けて...
私は本当に先輩を手に入れたいのかな?」