先輩手に入れます!
私はただ、後ろから見守るだけ。
それでも、先輩のそばを
離れようとは思わなかった。
例え、無視されていたとしても
もしも、先輩が転びそうになった時
手を伸ばして助けたかったから。
ーガラガラ
保健室の扉を開くと
校内で大人気の養護教諭
菱元(ひしもと)先生が
私たちを出迎えた。
菱元先生はスラッとしていて
黒髪がよく似合う美人先生だ。
見た目だけじゃない。
菱元先生はこの学校の生徒
全ての人間の名前を覚えている
凄い先生でもある。
菱元「あら、鏑木くん、北見さん。
どうしたの?」
雫「先輩が足くじいちゃったみたいで
見てもらえますか?」