先輩手に入れます!
瀬那「確かに、北見には迷惑してた。
何度もウザイと思ったけど
助けられてたのも事実なんだ。
北見がいっつも俺に真っ直ぐな
愛情を向けてくれたから...俺は...
不思議と寂しくなかった。
父親が死んで1人になって...
柄にもなく孤独を感じてた俺の前に
突然、北見が現れた。嵐のように。
...感謝してるから...北見には。
だから。今の俺に出来る事なら
何だってやりたいと思うんだ。」
伝わらない事が多いけど先輩からの
愛情を感じた。
不器用だけど優しくて
ぶっきらぼうだけど大きな愛を
持っている先輩が
私だけに向けてくれる
これ以上ない言葉。
雫「...先輩。これ以上、私の涙
奪わないで下さいよ。
先輩と出会ってから私...
泣いてばっかじゃないですか。」
今ではもう
先輩の前でだけは泣かないとは
思わなくなった。