先輩手に入れます!
瀬那「泣きたい時には泣けばいいんだよ。
嬉し涙でも。悲しい涙でも。
北見の涙は北見だけのものだから。
俺の前では我慢しなくていいから。」
先輩がそう言ってくれるから。
食卓に座ると先輩は
丁寧に両手を合わせる。
同じように手を合わせた
私を見て先輩は微笑んでいた。
先輩の手料理。
凝った料理ではないけど
どれも本当に美味しかった。
雫「1つ教えてくれませんか?」
瀬那「何だ?」
雫「先輩は......どうやって
乗り越えたんですか?」
瀬那「何をだ?」