先輩手に入れます!
先輩との関係がめまぐるしく
変化するのと同じだけ
時間は確実に流れている。
両親と離れ離れに暮らす事。
1人で迎える静かな夜。
色んな事が少しずつ
寂しくなくなっていったけど
1つだけ未だに
乗り越えられない事があった。
雫「あれから、1年経ったけど...
1週間後にはお姉ちゃんの命日が
やってくるけど...やっぱり私...
まだ、悲しくて。お姉ちゃんが
死んだ事...受け入れられなくて...
先輩はどうやってお父さんの
死を乗り越える事が出来たんですか?」
箸を置いた先輩は
真っ直ぐに私を見つめた。