先輩手に入れます!

瀬那「無理しなくていいから。
帰れない日だってあるかもしれないし。」

雫「その時は先に食べます。
...でも、出来るだけ一緒に食べたいです。」

瀬那「うん。帰れない時は
連絡するから。」

雫「はい。」

あと何回、先輩と一緒に
ご飯を食べる日がやって来るんだろうとか。
いつ、この家を出て行かなくちゃ
行けないんだろうとか。
本当は少し考えてしまうけど
未来の事は未来に任せるしかない。

今はただ、目の前の先輩を愛し
笑い合おう。だって、私は確かに今
とてつもなく幸せなのだから。

雫「...幸せですね、私。
先輩とまさか未来の話が
出来るだなんて
想像してなかったです。
先輩はちゃんと、私との未来を
考えてくれてるんですね。」
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