先輩手に入れます!

匡貴の開いたお弁当箱は
私の好物ばかりが入っていた。

雫「うわー、美味しそう!」

匡貴「母さん、雫のために
作ってたからな。
息子の俺よりも雫の好物の方が
知ってんだから、嫌になる。」

雫「拗ねてないで、早く食べよ!」

匡貴「おう。」

雫「いただきます。」

いつ食べても何度食べても
叔母さんの料理は美味しかった。

雫「美味しいー!
叔母さんにお礼言わなきゃだね。」

匡貴「喜ぶよ。最近、雫の顔
全然見てないって
寂しがってたからさ。」

雫「近々、会いに行くね。」

匡貴「うん。母さんに言っとく。」
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