先輩手に入れます!

午後の部が
始まると中間発表が行われた。

「赤チーム、580ポイント。
白チーム、550ポイント。
現在、赤チームが優勢です。」

互角に張り合った両チームの
ボルテージは更に加熱した。

次は、私たちの学年の
100メートル走。
門に向かう途中、前から
鏑木先輩がやって来た。

いつもの様に無視されるんだと
思っていたけど立ち止まった
鏑木先輩は似合わないピンクの袋を
無言で差し出した。

雫「何ですか?これ。
もしかしてプレゼントですか?」

瀬那「エリカから預かった。」

雫「え?エリカ先輩からですか?
何だろう...。」

ピンクの袋を開けると
可愛い赤色のヘアゴムが
入っていた。
< 70 / 293 >

この作品をシェア

pagetop