拾いものは危険な恋のはじまりでした
階段を上がっていると、鼻につくさっきの女の血と香水の匂い

シャワーを浴び、小春の元へ

ベットへ近づくと、まだ眠っている小春、顔のガーゼが痛々しい

「俺のせいで・・・ごめんな・・」

小春の顔にかかる髪の毛を後ろに撫でつけながら、呟いていた

「そ、奏さんのせいじゃないですよ・・」

「小春、気がついたのか」「はい」

「肋骨にヒビが入っている。3週間、絶対安静だ」

「そうでしたか・・・」

「あの女の人は・・・」

「もう、俺たちの前には現れない」


私が気を失ってから、あの女の人がどうなったのかは、分からない。

何かがあったのかもしれないが、奏さんの言葉から、これ以上は私が

知る必要はないような気がした。

胸のあたりが痛むのを奏さんに伝えると、痛み止めを飲ませてくれた。

ケガが治るまで安静にしなくてはいけないいらしく、実家でお世話に

なるのは、決定事項として知らされた。

奏さんは、その間イチャイチャできないことをボヤキながら、

「キスはいいよな」

と、キスの雨を私に降らせてきた。

朝になると、部屋に徹さんが食事を運んでくれた。

運んできた、徹さんは私の顔のガーゼを見ると、悲しそうな顔をした

食事が終わると、奏さんが仕事に行き、その後五月さんが様子を見に来て

くれたり、月乃さんがお菓子を持って話をしにきてくれたりで、思ったより

楽しい時間を過ごせていた。
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