転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ ~次期皇帝と婚約なんて聞いてません!~
「ああ。現国王の姉にあたる人物が、使者として来たそうだ」
「国王の姉というと重要人物ですね。そんな人が使者として来たということは、やはり我が国を重要視しているということでしょうか」
「そうだろうな。先ほど、河港に船が着いたそうだ。いつまでも待つと言っていたが、早めにすませた方がいいと思ってな」
(……河港ってことは、川を上ってきたってことよね)
この国の都は、海から少し離れたところにある。そのため、港で下ろされた荷物は、陸路を使って都まで運ばれる。
だが、都の側には大きな川が流れているため、場合によっては、海から川を上ってきた船が河港に停泊することもあるのだ。
今日になるまで皇宮に連絡がなかったのは、到着してから使いの者を走らせてきたということだろう。連絡手段が発展していないので、こうなることもしばしばある。
「リヒャルト、お前も同席しろ。アデリナもだ」
「はい、父上」
「かしこまりました」
皇帝の話を聞きながら、ヴィオラはひとり、自分の考えに沈んでいた。
(ミナホ国の人に会うことはできるかな……いろいろ、聞きたい話もあるし……)
皇帝一族の客人として同じテーブルに招かれているとはいえ、ヴィオラはあくまでも客人だ。使者に会いたいと自分から言える立場でもない。
「国王の姉というと重要人物ですね。そんな人が使者として来たということは、やはり我が国を重要視しているということでしょうか」
「そうだろうな。先ほど、河港に船が着いたそうだ。いつまでも待つと言っていたが、早めにすませた方がいいと思ってな」
(……河港ってことは、川を上ってきたってことよね)
この国の都は、海から少し離れたところにある。そのため、港で下ろされた荷物は、陸路を使って都まで運ばれる。
だが、都の側には大きな川が流れているため、場合によっては、海から川を上ってきた船が河港に停泊することもあるのだ。
今日になるまで皇宮に連絡がなかったのは、到着してから使いの者を走らせてきたということだろう。連絡手段が発展していないので、こうなることもしばしばある。
「リヒャルト、お前も同席しろ。アデリナもだ」
「はい、父上」
「かしこまりました」
皇帝の話を聞きながら、ヴィオラはひとり、自分の考えに沈んでいた。
(ミナホ国の人に会うことはできるかな……いろいろ、聞きたい話もあるし……)
皇帝一族の客人として同じテーブルに招かれているとはいえ、ヴィオラはあくまでも客人だ。使者に会いたいと自分から言える立場でもない。