転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ ~次期皇帝と婚約なんて聞いてません!~
この国では、周辺諸国から呼び集めた王族や貴族の子供達を、皇宮で教育するという方針がとられている。
これは、帝国風の教育をほどこし、帰国後には帝国に友好的な政策をとったり、帝国に残った場合には帝国の人間と結婚して両国の縁を強めたりと、戦争によらずに大陸全土に帝国の影響を及ぼすための方針だ。
集められた子供達は、皇宮内で生活し、そこに通ってくる教師によって教育を与えられる。
ヴィオラは満月宮で生活しているけれど、講義はもともと暮らしていたクィアトール宮に通って受けることになっている。
(……あ、あれが使者かな)
ニイファと一緒に馬車に乗ってクィアトール宮に向かっていると、ちょうど太陽宮の方に向かってくる馬車と行き会った。
馬車がすれ違う時、ちらりと中の様子が見えた。どうやら三人ほど乗り込んでいるようだ。手前側には、女性――四十代だろうか。その向かいに男性。向こう側にもうひとりいるようだが、どんな人物かまではわからなかった。
(……会う機会を作ってくれるって、皇妃様も言っていたもんね)
ひょっとしたら、ヴィオラの知っているものと近いものもあるかもしれないから、会った機会に話を聞くことができればいい。
これは、帝国風の教育をほどこし、帰国後には帝国に友好的な政策をとったり、帝国に残った場合には帝国の人間と結婚して両国の縁を強めたりと、戦争によらずに大陸全土に帝国の影響を及ぼすための方針だ。
集められた子供達は、皇宮内で生活し、そこに通ってくる教師によって教育を与えられる。
ヴィオラは満月宮で生活しているけれど、講義はもともと暮らしていたクィアトール宮に通って受けることになっている。
(……あ、あれが使者かな)
ニイファと一緒に馬車に乗ってクィアトール宮に向かっていると、ちょうど太陽宮の方に向かってくる馬車と行き会った。
馬車がすれ違う時、ちらりと中の様子が見えた。どうやら三人ほど乗り込んでいるようだ。手前側には、女性――四十代だろうか。その向かいに男性。向こう側にもうひとりいるようだが、どんな人物かまではわからなかった。
(……会う機会を作ってくれるって、皇妃様も言っていたもんね)
ひょっとしたら、ヴィオラの知っているものと近いものもあるかもしれないから、会った機会に話を聞くことができればいい。