転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ ~次期皇帝と婚約なんて聞いてません!~
となると残るはタイシンだけだが、タイシンはラファエラ妃の宮に向かうところだったはずだ。ジャニス妃のところも訪問したのだろうか。
国交を開く件について、ジャニス妃の協力を仰ぐことはできないと判断してのことだと思っていたけれど、その裏でジャニス妃とタイシンとは繋がっていたのだろうか。
だが、タイシンが勝手に動いたところで――何も変わらない気がする。
(私が勝手に怪しいって思ってるだけかもしれないし……)
こういう時、大人ならどう行動するんだろう。
皇帝の前から下がり、ついでなのでとリヒャルトとヴィオラは新月宮に招かれた。
新月宮は、ヤエコが持ち込んだ家具で一部模様替えされている。
ミナホ国風にしつらえられた部屋は、ヴィオラにとっては懐かしい感じのするもので、新月宮に来るとほっとする。
「今日の件、――リヒャルト、あなたはどう思う?」
真っ先に口を開いたのはヤエコだった。
「それより、二度目の放火はおかしくないか」
リヒャルトの言葉に、ヤエコもタケルも首を傾げた。ヴィオラは、そっと手を上げる。
「どうした?」
「あの、今回は一人だけですか?」
「俺達が捕まえたのは、一人だけだぞ。なあ、先生」
先生――とタケルがタイシンを呼ぶのは、部下である以前に指導者だからということか。関係性が少しばかり難しい。
国交を開く件について、ジャニス妃の協力を仰ぐことはできないと判断してのことだと思っていたけれど、その裏でジャニス妃とタイシンとは繋がっていたのだろうか。
だが、タイシンが勝手に動いたところで――何も変わらない気がする。
(私が勝手に怪しいって思ってるだけかもしれないし……)
こういう時、大人ならどう行動するんだろう。
皇帝の前から下がり、ついでなのでとリヒャルトとヴィオラは新月宮に招かれた。
新月宮は、ヤエコが持ち込んだ家具で一部模様替えされている。
ミナホ国風にしつらえられた部屋は、ヴィオラにとっては懐かしい感じのするもので、新月宮に来るとほっとする。
「今日の件、――リヒャルト、あなたはどう思う?」
真っ先に口を開いたのはヤエコだった。
「それより、二度目の放火はおかしくないか」
リヒャルトの言葉に、ヤエコもタケルも首を傾げた。ヴィオラは、そっと手を上げる。
「どうした?」
「あの、今回は一人だけですか?」
「俺達が捕まえたのは、一人だけだぞ。なあ、先生」
先生――とタケルがタイシンを呼ぶのは、部下である以前に指導者だからということか。関係性が少しばかり難しい。