転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ ~次期皇帝と婚約なんて聞いてません!~
「……ヴィオラ・アドルナート、参りました」
ラファエラ妃がヴィオラを招き入れたのは、カミュエル宮の内部に用意されている謁見の間だった。太陽宮ほどではないけれど、この部屋もかなり広い。
入り口を入った向かい側、一段高くなった位置に用意されているのは、皇帝とラファエラ妃だけが座ることを許されている椅子だ。
その椅子に座ったラファエラ妃は、鷹揚にヴィオラを手招きする。
「もう少し、こちらにおいで。ヴィオラ姫」
「は、はい……」
ニイファはヴィオラの後ろに立っているが、彼女は呼ばれていない。こわごわとヴィオラひとりで近づくと、ラファエラ妃は目を細めた。
「そなた、ミナホ国のことに詳しいそうだな」
「ど、どうでしょうか。ヤエコ様やタケル様とは親しくさせていただいてますが……」
ラファエラ妃よりは詳しいと思うが、ミナホ国のことについて、すべてを知っているとはいいがたい。
「陛下もミナホ国に傾倒しているそうではないか。そなた、何か知らないか」
最近、皇帝はカミュエル宮を訪れていないらしいので、ラファエラ妃は皇帝を取り戻そうと必死なのかもしれない。
皇妃はともかくとして、それ以外の妃は皇帝が尊重している順に序列をつけられるのだ。
ラファエラ妃がヴィオラを招き入れたのは、カミュエル宮の内部に用意されている謁見の間だった。太陽宮ほどではないけれど、この部屋もかなり広い。
入り口を入った向かい側、一段高くなった位置に用意されているのは、皇帝とラファエラ妃だけが座ることを許されている椅子だ。
その椅子に座ったラファエラ妃は、鷹揚にヴィオラを手招きする。
「もう少し、こちらにおいで。ヴィオラ姫」
「は、はい……」
ニイファはヴィオラの後ろに立っているが、彼女は呼ばれていない。こわごわとヴィオラひとりで近づくと、ラファエラ妃は目を細めた。
「そなた、ミナホ国のことに詳しいそうだな」
「ど、どうでしょうか。ヤエコ様やタケル様とは親しくさせていただいてますが……」
ラファエラ妃よりは詳しいと思うが、ミナホ国のことについて、すべてを知っているとはいいがたい。
「陛下もミナホ国に傾倒しているそうではないか。そなた、何か知らないか」
最近、皇帝はカミュエル宮を訪れていないらしいので、ラファエラ妃は皇帝を取り戻そうと必死なのかもしれない。
皇妃はともかくとして、それ以外の妃は皇帝が尊重している順に序列をつけられるのだ。