キミの溺愛は甘すぎる。






クローゼットを開け、中身を探るお母さん。
その後ろ姿を私は眺める。


「一体どういう経緯でそうなったの?
優翔と同じ部屋にしてもらうなんて」

「それ、は……」


あの後優翔はすぐに親に許可を取りに行った。
許可というか、宣言にも等しかったけれど。

私たちの両親はもちろん言葉を失うことしかできず、優翔はそれを肯定と受け取ったらしい。


都合のいい人だ。
強行突破にも程がある。

本当に優翔と同じ部屋だなんて、絶対に無理だ。
心臓が持つかどうか本気で心配になる。


「浴衣が着たいことにも意味があるの?」
「うっ……」

鋭いお母さん。


そう、早速私は行動に出ようと思い。
お風呂上がりは頑張って浴衣を着ることにした。

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