キミの溺愛は甘すぎる。
少し気分が落ち込みつつも制服に着替え、一階の大部屋へと移動する。
中に入れば、任務中でこの場にいない私と優翔のお父さん以外全員が揃っていた。
「あっ、そうだ。鈴華、任務終わったらしいから今日の夜にふたりが帰ってくるらしいわよ」
私が座るなり、みんな朝食を食べ始める。
その中でお母さんに話しかけられ、落ち込んでいた気持ちが一気に吹き飛んだ。
パッと顔を上げ、お母さんのほうを向く。
わかりやすかったのか、大人組全員に笑われてしまった。
「いやぁ、本当に拓哉は羨ましいな。
こんなかわいい子に好かれてて」
少し笑みをこぼしながら口を開く組長。
そのためまったく羨ましそうには見えないけれど。
「私、本気で拓哉さんと結婚したいなぁと思ってました。でも拓哉さんの相手が未央ちゃんだから敵わないや」
「鈴華それ、未央じゃなかったらどうするつもりだったの?」
私の言葉に対し、呆れた口調で話すお母さん。