すれ違いお見合い結婚~相手は私を嫌ってるはずの幼馴染みでした~
久しぶりに外へ出たけれど何をしよう?と小首を傾げながら藍里はいつもは歩かない道を歩いていた。
職場に行ってもムラサメさんに会いに実家に行っても智大が根回しをしていて追い返されそうだ。
それならと結婚してあの家に住み始めてから見つけたお気に入りの場所にでも行ってみようかと、藍里はいつもより足取り軽く歩いていた。
すぐに着いたその場所は大きめの公園で、池には鳥がいて、奥の方にはリスのふれあい広場がある。
結婚後のまだ気持ちに余裕があった頃、仕事が休みで智大がいない時には必ずと言っていいほど訪れていた場所だった。
ワクワクしながらふれあい広場に入って餌を買い、小さな木にいるリスに餌を乗せた手のひらを見せると、人に馴れたリスはすぐに手の上に乗って餌を食べ始めた。
「……可愛い……」
ここ最近出なかった笑みが自然とこぼれ、懸命に餌を食べてるリスを見つめる。
アニマルセラピーはやはり効果絶大だと感じながら、自分も自分もと寄ってきたリスにも餌をあげる。
あっという間にリスに囲まれる形となり至福の一時を過ごしていたら、うわっ!ちょっ……待ってっ!と慌てた声が聞こえてきた。
早く餌を寄越せと言わんばかりに帽子を被っている男性にリスが群がっている。
小動物を振り払うわけにもいかず、成すがままになっているその男性は慌てることしか出来ないようだった。
「……私も最初はビックリしてたなぁ」
なんてその男性を見て昔の事を思い出しながら藍里は時間を忘れてリスと戯れるのだった。
職場に行ってもムラサメさんに会いに実家に行っても智大が根回しをしていて追い返されそうだ。
それならと結婚してあの家に住み始めてから見つけたお気に入りの場所にでも行ってみようかと、藍里はいつもより足取り軽く歩いていた。
すぐに着いたその場所は大きめの公園で、池には鳥がいて、奥の方にはリスのふれあい広場がある。
結婚後のまだ気持ちに余裕があった頃、仕事が休みで智大がいない時には必ずと言っていいほど訪れていた場所だった。
ワクワクしながらふれあい広場に入って餌を買い、小さな木にいるリスに餌を乗せた手のひらを見せると、人に馴れたリスはすぐに手の上に乗って餌を食べ始めた。
「……可愛い……」
ここ最近出なかった笑みが自然とこぼれ、懸命に餌を食べてるリスを見つめる。
アニマルセラピーはやはり効果絶大だと感じながら、自分も自分もと寄ってきたリスにも餌をあげる。
あっという間にリスに囲まれる形となり至福の一時を過ごしていたら、うわっ!ちょっ……待ってっ!と慌てた声が聞こえてきた。
早く餌を寄越せと言わんばかりに帽子を被っている男性にリスが群がっている。
小動物を振り払うわけにもいかず、成すがままになっているその男性は慌てることしか出来ないようだった。
「……私も最初はビックリしてたなぁ」
なんてその男性を見て昔の事を思い出しながら藍里は時間を忘れてリスと戯れるのだった。