Hate or Love?愛と嘘とにまみれた世界の片隅で
狂ってる。
ここまで狂ってる人、初めてだ。
「やっと奈生に会えるやん。良かっ…」
ナイフを振りかざした貫田さんの手が止まり、表情が急変した。
「…外に誰かいる。確認しろ」
気配でも感じたのか安藤岳人にそう命じ、ナイフに代わり拳銃を取り出す貫田さん。
その表情はまるで子供がオモチャを取り上げられたような不服な表情だった。
殺人を娯楽としか見てない…。
狂ってる…。
「玲香!!」
安藤が開けた扉から飛び込んで来たのは、あろうことか宮瀬だった。
宮瀬は右手と左手に一丁ずつ拳銃を持ち、トリガーに指をかけている。
「…なんで西条組に……」
飛び込んで来た宮瀬は状況を理解できてないよう。
ここまで狂ってる人、初めてだ。
「やっと奈生に会えるやん。良かっ…」
ナイフを振りかざした貫田さんの手が止まり、表情が急変した。
「…外に誰かいる。確認しろ」
気配でも感じたのか安藤岳人にそう命じ、ナイフに代わり拳銃を取り出す貫田さん。
その表情はまるで子供がオモチャを取り上げられたような不服な表情だった。
殺人を娯楽としか見てない…。
狂ってる…。
「玲香!!」
安藤が開けた扉から飛び込んで来たのは、あろうことか宮瀬だった。
宮瀬は右手と左手に一丁ずつ拳銃を持ち、トリガーに指をかけている。
「…なんで西条組に……」
飛び込んで来た宮瀬は状況を理解できてないよう。