欠けてるあなたが大好きです。
「さてと。じゃあ自己紹介しよっか!」
怖かったつづるさんが、いつもの感じに戻る。
空気はどんよりしたまんまだけど。
「俺は花里津々留。
ここの店長もやってるけど、本職は研究者。
サイコパスについての研究をいろいろしてて、
ミユが最初の研究対象。
サイコ集めてカフェしたらおもしろそうだな
って思ってこのカフェを作った。
あ、俺自身はサイコではないけど
サイコパスと関わりすぎて
超合理主義者になっちゃったみたい。
感情は喜怒哀楽普通にあるよ〜。
はい、次。ショウキ。」
「羽鳥将輝です。
普段から笑顔と敬語ですが、
人間関係がめんどくさいのでこうしてるだけです。
感情はなんにもないですかね。
何が起きても
あ、そうなんですね、で終わります。」
いつもの爽やかな笑顔を浮かべて言うショウキさん。
言い終わると、目で次はカヅキさんと示している。
「…香月洸汰。
オレは怒りと幸福感はなんとなくあるけど、
他はない。
今は津々留の勝手さにいらついてる。
かわいく見せてるのはもちろんキャラだから。
あんなきもいしゃべり方は普通しない。」
か、カヅキさんがかわいくない…。
いっつも
さーちゃん!えへへ♪ボクはねぇ〜
みたいにかわいかったのに…。
ギャップが…。
「オレは将輝さんと同じで感情がない。
学校とかで普通に笑ったりしてるけど、
全部演技に近い。
まぁそれはここにいるみんなそーだろーけどな。」
諒くん…。
感情がない生活ってどんな感じなんだろう。
何しても楽しくなくて何しても悲しくない。
なんだかからっぽな気分になりそう…。
自分の存在意義がわからなくなっちゃったり…。