欠けてるあなたが大好きです。
1時55分。
取り分けも終わって、
あとはみんなに食べてもらうだけ。
「諒くん、全員いるー?」
「…サク以外は。」
「と、とりあえずアンケート配るね…。」
事前に準備していたアンケートをみんなに手渡す。
このアンケートは
食べる前に自分の好みを記入してもらって、
プレーンを3だとして
各味1〜5を記入してもらう方式。
5が1番おいしくて、1が1番おいしくない数字。
ちなみにプレーンを出すのは勝手に決定しました。
「セーフッ!?」
すごい勢いでドアが開き、
朔くんが飛び込んでくる。
「3分アウトー。
ってことでサクの分は
じゃんけんで勝ったやつが食べよう。」
「はぁ!?」
朔くんと諒くんのやりとりで、
調理室が笑顔に包まれる。
わたしはアンケートを朔くんに手渡してから、
パンケーキをのせたトレーを持って
みんなのテーブルをまわる。
わぁ〜!と感嘆の声をもらすみんなを見て、
ちょっと快感。
全員に行き渡ったのを確認してから口を開く。
「アンケートでプレーン以外で出す
2種類のデコレーションを決めます。
アンケートでわかんないところがあったら
わたしか諒くんに言ってください。」
「ちゃんと咲雪たちに感謝して食えよー。」