欠けてるあなたが大好きです。
「「「いただきまーす!」」」
みんなが食べ始める中、
わたしは残ったパンケーキを
2つの大きめのお皿にまとめる。
ほんとはラップしたいけど、
しちゃうとデコレーションが
ひどいことになりそうだからやめておいた。
洗い物を済ませてから、
実行委員が集まっているテーブルにつく。
「あのあまってんのどーするんだ?」
「じゃんけん大会でもする?
20個あるからわたしが持って帰るにも多いし。」
「じゃあ咲雪は好きなの最初に選んで、
その後咲雪に勝った奴から
取っていけばいいな。」
「え…?わたしだけずるくない?」
「いや咲雪がいてこそのパンケーキだし。
誰も文句言わねーよ。」
「そっか。」
じゃあ遠慮なくいちごのパンケーキをもらおう。
そう思いながらスマホを取り出し、
自分のパンケーキ5種セットの写真を撮る。
ちゃっかり見た目のいいやつを
自分のにしたんだよね。
SNSにあげてから、やっと食べ始める。
半分くらい食べたところで
みんなが大体食べ終わる。