初恋



『坂部 慎吾です!!!よろしく!!!!』



すごく大きな声が響いて、ハッとした。


誰...



先生『じゃあ、山野さんの後ろの席ね』

慎吾『山野って誰?』

真琴「あ...私...」

慎吾『分かった!』


慎吾くんは堂々とした歩き方で私の後ろの席へと座った。


背中をツンツンされて振り返った。



慎吾『よろしく!お前名前は!』

真琴「ま、まこと...」

慎吾『真琴!よろしく!』

真琴「誰...」

慎吾『今日転校してきた!』

真琴「え!?」

慎吾『お前ぼーっとしてて聞いてなかったもんな!大丈夫か?』

真琴「え、いや、大丈夫、ありがとう」

慎吾『そうか!』



慎吾くんはニカッと笑った。



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