初恋


咲月『...ねぇ、早く行こ』

真琴「あ、うん」



お祭り会場まで私達はワイワイおしゃべりしながら歩いて行ったけど、さつきちゃんはずっと黙ったままだった。

お祭り会場についてからも、さつきちゃんは黙って下を向いてた。



真琴「ねぇ、ママ、ちょっとさつきちゃんとりんごあめ買ってきていい?」

ママ『いいよ、はい、お金』

真琴「ありがとう!さつきちゃん!りんごあめ買いに行こ!」

咲月『あ、うん』


私とさつきちゃんは手を繋いでりんごあめの出店を探した。


真琴「さつきちゃん、どうしたの?」

咲月『まこちゃん、亮太くんに可愛いって言われたの?』

真琴「うーん...」

咲月『まこちゃんも亮太くんのことやっぱり好き?』

真琴「ううん、好きじゃない」

咲月『私可愛くない?』

真琴「すごく可愛いよ!!」

咲月『そっか...ありがとう、まこちゃん!』


さつきちゃんに笑顔が戻って、ふたりでりんごあめを買ってみんなのところに戻った。

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