同じ人を好きになるなんて
友達にはほとぼりが冷めるまで学食では食べないと宣言し、その代わり自分で握ったおにぎりを外のベンチで食べることにした。
それもあまり人が通らない穴場的な場所。
だけど、そんなベンチランチ4日目。
いつものようにおにぎりを食べていると、目の前に……
「こんにちは」
笑顔で挨拶したのは綱島先輩だった。
なんでこんなところに……いや、どうしてここがわかったの?
「こ、こんにちは」
ぎこちない挨拶をすると、私は再びおにぎりにかぶりつく。
だが頭の中ではどうしてここにいる?という謎ばかりが浮かんでいた。
「隣座っていい?」
「え?なぜ?」
普通はイエスかノーと答えるところなんだろうけど私にはそれ以前の問題で、綱島先輩の近くにいるとろくなことがない。
だから敢えて友達とのランチタイムをやめてまでしてここで一人寂しく食べているのに意味がわからない。
それもあまり人が通らない穴場的な場所。
だけど、そんなベンチランチ4日目。
いつものようにおにぎりを食べていると、目の前に……
「こんにちは」
笑顔で挨拶したのは綱島先輩だった。
なんでこんなところに……いや、どうしてここがわかったの?
「こ、こんにちは」
ぎこちない挨拶をすると、私は再びおにぎりにかぶりつく。
だが頭の中ではどうしてここにいる?という謎ばかりが浮かんでいた。
「隣座っていい?」
「え?なぜ?」
普通はイエスかノーと答えるところなんだろうけど私にはそれ以前の問題で、綱島先輩の近くにいるとろくなことがない。
だから敢えて友達とのランチタイムをやめてまでしてここで一人寂しく食べているのに意味がわからない。