同じ人を好きになるなんて
秘書が嫌だってわけでもないし、元々再就職の話を聞くために私は今日岡上社長に会ったけど、実際
りっくんを置いて本当に転職できるのだろうか?

いや、私のかわりなんていくらでもいるんだからこの話を受ければ住むところもなんとかなる。

「須藤さん?」

「とてもありがたいお話ですが、すぐにお返事はできないので…少しお時間ください」

「わかりました。それと一つ聞いてもいいですか?」

「はい」

「今、おつきあいしている男性はいらっしゃいますか?」

「え?い、いませんが」

脳裏に陸斗の顔がちらついたがあれは元彼。

すると岡上社長の顔がパッと明るくなった。

「よかった〜」

「え?」

岡上社長は身体ごと私に向けると姿勢を正した。

「唐突で申し訳ないですが、僕と付き合ってください」
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