同じ人を好きになるなんて
「あっ!ご、ごめん。でも俺の一世一代の告白を嘘とか言われたら……心外だよ」
「ご、ごめんなさい。でも……私たち会話らしい会話も今日が初めてですよね?信じろというのがそもそも理解できないっていうか……」
しかも相手は多くのファンを持つ大学一のイケメン。
ありえないと思うのが普通じゃないの?
だが綱島先輩の表情は冗談を言っているようではなかった。
「確かに君とこうやって一対一で話すのは今日が初めてかもしれない。だけど学食で君が友達と喋っている時の話し方や仕草、それに前々から君が美味しそうに食べている姿を見て癒されてたんだ。そのうちもっと君のことが知りたくて勇気を出して初めて君の隣に座った時だって本当は口から内臓が出るほど緊張したんだ。だけど……警戒心むき出しで話しかけずらかった。何回めかで今日こそは話しかけようと思ったら今度は急に学食に来なくなって」
綱島先輩は早口で思いをぶつけてきた。
「ご、ごめんなさい。でも……私たち会話らしい会話も今日が初めてですよね?信じろというのがそもそも理解できないっていうか……」
しかも相手は多くのファンを持つ大学一のイケメン。
ありえないと思うのが普通じゃないの?
だが綱島先輩の表情は冗談を言っているようではなかった。
「確かに君とこうやって一対一で話すのは今日が初めてかもしれない。だけど学食で君が友達と喋っている時の話し方や仕草、それに前々から君が美味しそうに食べている姿を見て癒されてたんだ。そのうちもっと君のことが知りたくて勇気を出して初めて君の隣に座った時だって本当は口から内臓が出るほど緊張したんだ。だけど……警戒心むき出しで話しかけずらかった。何回めかで今日こそは話しかけようと思ったら今度は急に学食に来なくなって」
綱島先輩は早口で思いをぶつけてきた。