俺の、となりにいろ。

修二はしばらく渚の様子を見ていた。
「やっぱり、警察を呼んだ方がいいよ」
と、言い立ち上がる。

「待ってください」

渚も立ち上がり、修二に抱きついた。
「社内に誰か、私のことを知ってくれる人が、一人いてくれたらいいんです。お願いです、私のことを知ったのなら…」

渚は大きな瞳を揺らして修二を見上げ、抱きつくその腰に必死にしがみつく。

「私を、慰めてください」

修二の右手がピクリと動く。
切なく見つめる渚は、修二のその手をそっと手に取り、自分の胸に触れさせようとした。
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